『デジタル化が労働法に与える課題とその対応』
 
 
著者:謝増毅
中国社会科学出版社、2025年5月刊
内容紹介
『デジタル化が労働法に与える課題とその対応』は、著者が主宰した国家社会科学基金後期資助推薦重点プロジェクト「デジタル化が労働法に与える課題とその対応に関する研究」(プロジェクト批准番号:22FFXA001)の最終成果である。本書は、デジタル化が労働法に与える多方面の課題とそれに対する労働法の対応策を包括的かつ深く分析し、特に新たな雇用形態における労働者の権利保護、労働者権利体系の再構築、ならびに労働法の調整方法の転換について重点的に論じている。その上で、体系的な立法提言を提示している。
本書は労働法の最前線の課題に焦点を当て、理論と判例の結合を図るとともに、中内外の一次資料を豊富に用いた比較法的研究を通じて、労働法学とデジタル法学の学際的融合を深く探求しており、労働法基礎理論の深化および労働法治の充実にとって重要な意義を持つ。
著者紹介
謝増毅:法学博士。中国社会科学院法学研究所副所長・研究員、中国社会科学院大学法学院副院长・教授・博士課程指導教官。中国法学会常務理事、中国社会法学研究会副会長を兼任。
主な研究分野は社会法であり、特に労働法、社会保障法および社会法基礎理論を専門としている。個人専著を数冊出版し、『中国社会科学』『法学研究』『中国法学』などの主要学術誌に数十編の論文を発表している。その研究成果は「中国法学優秀成果賞」「中国社会科学院優秀科研成果賞」など、省部級の多くの賞を受賞している。
国家「百千万人材工程」に選出され、「突出貢献中青年専門家」の称号を授与された。第10回「全国傑出青年法学者」の称号も授与されている。また、国務院の特別政府手当を享受している。