楊一凡・陳霊海 編:「清代章程選編」(甲編)(乙編)
 
本書編者
楊一凡:中国社会科学院栄誉学部委員。 50 余部の単著、共著及び主編学術成果を出版した。法律古籍叢書 25 部を単独で整理、共編し、また主導して整理しており、その中には 2100 余種の文献を収録。学術成果は国家及び省・部級の賞を 20 余項受賞している。
陳霊海:上海師範大学教授、博士課程指導教員。単著に「唐代刑部研究」などがあり、共編に「清代章程選編」などがある。 
本書紹介
本書は中華人民共和国成立以来、初めて散見する清代の章程を集成したものである。編者は各種の史籍、档案、方志、碑刻など 1 万部以上を調査・閲覧した基礎の上で、首尾一貫し、内容が完備し、かつ未刊行の代表的な章程 700 余件を選編している。甲編は 14 冊で、吏政、食貨、軍政など 3 種類の章程を収録。乙編は 11 冊で、獄訟、治安、学堂、河工と営造、通商など 6 種類の章程を収録している。本書に収録された文献は、我が国の館蔵の空白を埋めるものであり、清代法制史、特に古代法の近代化への転換を研究する上で貴重な資料であるだけでなく、清代政治史、経済史、社会発展史の研究にとっても重要な史料的価値を有している。