「北京船舶司法売却条約」北京で調印式

国連の国際条約「北京船舶司法売却条約」の調印式が5日、北京で行われました。これは、中国が提案し合意に達した初の海上貿易分野における国際条約であり、中国の都市名を冠した初の海上貿易分野における国連条約でもあります。 

同条約は、国連国際商取引法委員会が4年間の検討を経て起草したもので、2022年12月の国連総会で審議・採択されました。中国やサウジアラビアなど15カ国・地域が同条約の最初の署名国となりました。同条約は今後、ニューヨークの国連本部で各国が署名できるよう開放されます。 

世界銀行の統計によりますと、世界の物品貿易の80%以上を海運が占めています。多くの船舶が、異なる国・地域の港湾間を往来し、商品と原料のグローバルな資源配置を実現しました。船を買う側がある国の司法売却で得た船舶所有権は、他の国では認められないことがあります。 

「北京船舶司法売却条約」は、船舶の司法売却における越境承認制度を制定することにより、この分野の国際ルールにおける空白を埋め、金融機関による船舶融資の積極性保護に役立ち、国際水運および貿易の発展を促します。(hj、柳川) 

2023-09-06 15:20:44  CRI